『サラダ油』の「サラダ」って何?

2016.06.22

こんにちは。
食事から生徒さんの学習サポートを提案する、
食育栄養コンサルタントの神澤記子です。

考える人



私たちの周りにある油で、
一番身近なものは『サラダ油』ではないでしょうか?


私の中での『サラダ油』は、
とんかつなどの揚げ物をするときに使う、揚げ油としての油。
そして、肉、魚、野菜を炒めたり焼いたりする時に、
焼くものがフライパンにくっつかないようにするために使う油、
という位置づけ。

どういうものが『サラダ油』かは知らないけれと、
『サラダ油』という名称で売っているもの以外にも、
キャノーラ油やべに花油、ヘルシー○○○系も
同じ用途で使っていたため、
『サラダ油』だと思っていました。

オリーブオイル



逆に感覚的に、
『サラダ油』ではないと思っていたものは、
ゴマ油、オリーブオイルです。

サラダ油、ゴマ油、オリーブオイル、
この3つが私が知っていた油です。


フランスに留学していた、スタッフの調香師水谷は、
「フランスには『サラダ油』はないんですよ」
と言ってました。

『サラダ油』って日本以外にはないの!?

言われてみれば、
『サラダ油』の『サラダ』って何?
サラダ油を、サラダになんか、かけないし(私の中では、ですが)。

勉強



そこで、
いつものウィキペディアで調べてみることに。


サラダ油とは

「サラダ油(サラダゆ、サラダあぶら)、
サラダ・オイル (salad oil) は、
精製された植物油の一種。
主流であるキャノーラ油を指してサラダ油と称される事が多い。」

これだと、まだはっきり分かりません。

続けて読むと、「特徴」のところに書いてありました。

「日本では、
サラダ油の定義が日本農林規格(JAS)により定められている。
従ってJAS規格のある原材料を用い、
なおかつJAS認定工場で製造されたものでなければ
「サラダ油」を名乗ることは出来ない。
2007年6月現在、
菜種、綿実、大豆、ごま、サフラワー(紅花)、
ひまわり、とうもろこし、米(米糠)及び落花生に
サラダ油の規格がある。
また、二種類以上の植物油を混合して作られたサラダ油は
調合サラダ油と呼ばれる。
従って、オリーブ油や椿油のサラダ油は存在しない。
ただし、これらの油を調合サラダ油の原材料として、
規格の範囲で混合することは可能である。」

なるほど。
サラダ油って、ひとつの油の名前ではないんですね。

ユーリンチー



さらに読んでいくと、ありましたよ、問題の「サラダ」の意味。

「日本で今日用いられている
「サラダ油」という名称の起源は、
1924年(大正13年)に
日清製油(現在の日清オイリオ)が発売した
「日清サラダ油」である。
当時欧米では、
生野菜に酢と塩と油を和えて食べること(サラダ)が
流行していて、
透明度が高く冷やしても白濁しにくい油が求められた。
日清製油は、
このようなサラダ料理にも使える
精製度の高い良質の食用油として「サラダ油」を販売した。」

そうなのね~。
やっぱり、日本だけのものなんだ。

これで疑問は解決。

ひまわり



しかし、
「精製された植物油の一種」
とか
「精製度の高い良質の植物油」
の、『精製』って、どういうことなんだろう?


これについては、来月に開催される、
地曳直子先生の
「油で脳力アップ!『脳を元気にする油講座』」
で、この疑問が解決します。

サラダ油がどういうものなのか、
一度考えてみませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました