2016.07.12
こんにちは。
食事から生徒さんの学習サポートを提案する、
食育栄養コンサルタントの神澤記子です。
![ランチ ランチ](https://xn--38jucsfx82m8x0c.com/swfu/d/auto-zEfI9M.jpg)
どうしてよい油を摂らなければならないのか?
炭水化物、タンパク質、脂質を三大栄養素と言います。
食事によって取り入れた炭水化物は、
細かく分解され、ブドウ糖となり、
小腸で吸収され血液中に入り、細胞に届けられ、
エネルギー源となります。
同じように、食事によって取り入れたタンパク質も、
細かく分解され、アミノ酸となり、
小腸で吸収され血液中に入り、体全体に運ばれ、
細胞の材料となります。
一方、脂質。
食事によって取り入れる油は、
90%以上が「トリグリセリド」という形で入ってきます。
この「トリグリセリド」も分解され、小腸で吸収され、
体全体に運ばれ、エネルギー源となったり、
細胞膜やコレステロール、性ホルモンの原料となったりします。
![てんぷら てんぷら](https://xn--38jucsfx82m8x0c.com/swfu/d/auto-1tUPJB.jpg)
しかしこの「トリグリセリド」は、分解されても
グリセリンと脂肪酸の2種類にしか分解されないため、
口から入った油が、
ほぼそのままの形で体の中に入ることになるのです。
炭水化物とタンパク質が、
元の食べ物がわからないほどに、
小さく分解されるのに対し、
油はほぼ元の形で体に入るため、
どういう油を摂ったのかによって、
質が変わってくるのです。
これは、先日の油講座の冒頭で、
地曳先生がお話しされたことです。
なぜ、よい油を摂らなければならないのか、とても納得。
口から入った油が、ほぼそのまま、
体の機能に関わってくるなんて。
それなら、当然、
変なものは食べられなくなります。
「この油なら、私のカラダを上手に動かしてくれそう」
という油を使いたくなります。
![マラソンランナー マラソンランナー](https://xn--38jucsfx82m8x0c.com/swfu/d/auto-5lA6WT.jpg)
具体的な油選びのポイントもお聴きしました。
トランス脂肪酸を避ける他、製造方法が大事ということ。
油の製造方法には2種類あり、
選びたいのは「冷温圧搾法(コールドプレス)」のもの。
逆に避けなければならないのは、「溶剤抽出法」のもの。
溶剤抽出油には、
トランス脂肪酸と、
ヒドロキシノネナールという神経毒を含む可能性があるそうです。
単に、油の種類を選ぶだけではダメなんですね。
しっかり表示を見て、
どんな方法でその油が作られているのかも確認しないと、
いけませんね。
「良い油を摂ろう」と言われて、
そのまますぐ行動できる方は、
なかなかいないと思います。
やはり、
なんでこの油を摂らなければならないのか、
なんでこの油は避けろと言われているのか、
自分で納得したほうが、
決断力のある行動ができると思います。
![えいえいおー えいえいおー](https://xn--38jucsfx82m8x0c.com/swfu/d/auto-CRrfZd.jpg)
私は以前、大量の揚げ物を食べていました。
実際に
「揚げ物を大量に食べたせいで亡くなった」
なんて人は知らないので、
きっと地曳先生の話を聞かなければ、
ずっと揚げ物を大量に食べ続けたでしょう。
でも、地曳先生の話を聞いたら、
もうサラダ油で揚げ物をしようとは思わなくなりました。
それくらい、驚く内容だったんです。
世の中には色んな情報が流れていますが、
隠れて、なかなか見れない情報もあります。
噂やメディアに流されずに、
見極める力をつけたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。